2015/02/17

東京都立美術館の売店の品物

先日、東京都立美術館に行ったときの売店の様子。
ふだんなかなか目にしない品物が売られていておもしい。鳥獣戯画の販売フェアをしているようで、手ぬぐいや風呂敷や便箋など、鳥獣戯画の絵をあしらった商品がたくさん売れられていた。

実は手ぬぐいコレクターの私としては、鳥獣戯画の手ぬぐいがとっても欲しかったのですが……。

他に印象的だったのは、ハローキティちゃんとムンクの叫びの何か本のような商品。
これ、パロディなのか?
芸術の冒涜ではないのか?
ある意味、立派なクソコラです。


いや、その、こういうパロディーを全否定するつもりではないですが、それを、公共的な東京都立美術館の売店で売りさばくという発想のやわらかさ、我ら日本人の無節操な逞しさをマジで感じてしまう。

ついでに言うと、それぞれ創意工夫されているおみやげ品に混じって、かわいい犬さん容器の糊も売っていた。
息子が保育園のときに使っていた。


これって、普通に文房具屋さんに売ってて、わざわざここで売らなくてもいいでしょとも思えるだけれど、この売店に鎮座している姿は、立派な意匠商品。

この売店、少ないスペースの中、厳選して商品を陳列しているはずなのに、「鳥獣戯画のグッズ」、「ハローキティとムンク叫びのパロディ商品」、「どこでも売ってる犬さんの糊」……。
売店の仕入れ担当の人って、すごいクールなマーケティングアーティストだと思う。