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2016/11/08

柳瀬川を見つめつつ禅をする動画を作ってみた。

川を眺めて心を落ち着かせたい。
そんな気持ちになるために川を見つめる映像を作ってみました。
もしかしたら、釣りに行くと、こんな気持ちになるかもしれません。

川を散歩していると、ときどき、川面をじっと見ている人がいます。

何を考え、何を感じているのか。

そのような場所に行かずとも、映像で同じような気持ちになれる動画として作りました。
変わったことは何も起こりません。

河原や川の流れを見るだけの動画です。」

映像の中に、ときどきコサギやカモなどの水鳥があらわれますが、野鳥の撮影を主目的にした動画ではありません。

心を洗濯するための癒しの動画です。


心を無にする禅のようなものかもしれません。
30分あまりの動画なので忙しい人には不向きです。
なにかをてっとりばやく把握したい人にも不向きです。

心を安らかに落ち着かせたい人、時間の流れに沈み込んでしまいたい人だけ、どうぞ見てください。

以下の三角印をクリックすると動画がスタートします_


この動画は東京都清瀬市中里の台田運動広場近くの柳瀬川で私が撮影したものです。
ときどき轟音がするのは近くのJR武蔵野線の列車の音です。
対岸は埼玉県所沢市本郷です。
2016年11月

「行く川の流れはたえずしてしかももとの水にあらず」 方丈記 鴨長明



2016/04/25

【速報】本日の二度目の東京五輪エンブレムの決定に違和感を感じ、首をかしげてしまうよ。A案がね、1対他の構図に見えるよ。

東京オリンピックのエンブレムが本日ふたたび決定したそうだ。
以前からメディアに出ていたから、そんなもんかなと思っていたけれど、いよいよ決定したそうだ。東京五輪のエンブレムとして決まったのは、組市松紋というA案。

でも、なんだか違和感がある。
釈然としない。

作品自体に対してではない。

だってさ。
メディアに出てた東京五輪のエンブレムの候補作って、A案とその他大勢って感じだったでしょ。
誰の目から見ても、1対他でしょ。

実は、たったひとつ、この市松模様みたいのを見せられたら、いいんじゃない、なんて思ったりする自分なんだけれど。

これ、デザインとして悪くないとも思う。
採用された作者の才能は大いに感じる。
ちょっと非対称なところなんて憎らしいくらい素敵!

でも、なんだかなあ。
こういう1対他の候補作の構図を露骨に見せられると、やっぱり裏でなにかあるのかなあなんて憶測してしまう。

A案以外は、カラフルでしかも赤と金色が入っているデザイン。
はなやかで明るくて感じ良い。

A案だけ別次元だよね。
だから否応なく目立っちゃう。

もうちょっとさ、なかったのかなあ。
ロシア構成主義とか、ドイツバウハウス系デザインとか、アップルっぽい削りに削った表現とか、ウインドウズのメトロデザインっぽいのとか、日本が誇るアニメとか特撮の表現とか、雰囲気にバリエーションがあってもよかったんじゃないかなあ。

そういうコンテンポラリーな作品の競作であってほしかったよ。

ところで、このデザイン、オリンピックとパラリンピックの図柄をぴったり重ね合せると、何かの顔が現われてきそうそうで、ちょっと不安。
そんな不安感を期待させる何かがありそうなデザインがじつはちょっと好き。
この2020年五輪デザインのTシャツ、トートバック、手ぬぐいが売り出されたら、たぶん買う。
早く売り出して!



#東京オリンピック #五輪エンブレム

2015/12/06

NHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」の女優平良とみさんが亡くなりました。

本日、NHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」のオバア役で好演された平良とみさんがお亡くなりになったニュースを見ました。


ちゅらさん放送時は、関連絵本として、某出版社の強力なイニシアティブのもと、浜野えつひろの筆名で、画家の荒木慎司さんとともに、絵本ゴーヤーマンシリーズを4冊作りました。

それぞれの絵本を、特急でアイデアをひねり出し、超高速で原稿を書いた記憶がありますが、スピード勝負の割には雑にならずに良い話になったと思っています。

この4冊目は、「ゴーヤーマン オバアはめいたんてい」というタイトルです。



タイトル通り、オバアが活躍する話で、もちろん、モデルは平良とみさんでした。




心から、平良とみさんのご冥福をお祈りいたします。

2015/11/10

iMac Retina 4K 21.5インチが本日到着しました。4KRetinaディスプレイをカメラで拡大撮影してみました。

新しいコンピュータを手にいれると初めに行うことは、いつもエディターのインストール。
今まではmiというエディタを使っていたのですが、ちょっと探すとCotEditorというのが良いようなのでさっそく入れてみて、これでこの記事を書いています。快調です。

ちょっとお遊びで、そのレティーナディスプレイをカメラで接写して拡大してみました。
どんなもんでしょ。
レティーナとは、眼球の網膜という意味だそうで、言うなれば眼球と同等かそれ以上の性能という意味なのでしょう。

例は、よく見かけるヨセミテ公園のディスクトップの壁紙画像です。

下の画像ですが、肉眼ではどんなに近づいても、ここまで拡大して見ることはできません。

画像に出ている筋は、肉眼では見ることができません。
やっぱり人間の目に勝っているかもしれないディスプレイのようです。

iMac Retina 4K 21.5インチ
Intel Core i7に換装 メモリは16GBに増設
アップルストアにてBTO(Build To Order)

左が本日届いたiMac 4kです。右側は今まで使っていたiMacスノーレパードの時に購入したもの。現在、外付けハードディスクにバックアップ中。なんと22時間かかると表示されてます。

壁紙のヨセミテ公園の左側の岩の上側を拡大したところ。

右側の岩を拡大して表示したところ。この拡大した画像をよく見ると縦筋が見て取れますが、実際の4KのRETINAディスプレイは肉眼でどんなに頑張ってみても縦筋を見ることができません。





2015/11/04

iMac Retina 4K 21.5インチをポチってしまった。

iMac Retina 4K 21.5インチをポチってしまった。

本日、さきほどポチってしまいました。

とうとう買ってしまいました。
悩んだ日々は長かった。
でもポチってしまった今は到着が待ち遠しいです。

言い訳をすれば、直近で予定している動画作成プロジェクトでkeynoteというプレゼンアプリを使いたかったのです。
Youtubeで見ると、とってもクールなのです。数年に渡ってパワポを毛嫌いしてきた私ですが、keynoteには負けた!

クレジットカードで一括払い!
大丈夫か? 普通預金残高……。

iMac Retina 4K 21.5インチ
Intel Core i7に換装 メモリは16GBに増設
アップルストアにてBTO(Build To Order)

 アップルストアでの注文完了画面。ううっ、自分の決断に、なぜか涙が出る!

繰り返すけれど、Intel Core i7ですよ。スカイレイクですよ。ハズウェルでもなくノードウェルでもありません。もう、ぶっ飛びすぎ! 期待したいです。今までのCore 2duoでファイナルカットプロで6時間かかった映像のレンダリングが、いったいどのくらいの時間で完了できるのか。





2015/08/18

JA(農協)系の関連出版社、家の光協会が発行している児童向け月刊誌「ちゃぐりん」の原稿のゲラが出来てきた!

8月の締め切りになんとか間に合わせて書き上げた短篇のレイアウトのゲラが出来てきたので、見直して返送しました。

この掲載誌は、JA(農協)系の関連出版社、家の光協会が発行している児童向け月刊誌「ちゃぐりん」です。2015年11月号に掲載されます。

お話は、タイムスリップもので、母親とケンカして家を飛び出た少年が、いつもの公園で野球選手を目指す不思議な女の子と出会い、キャッチボールをするのですが、実はその女の子は子供の頃の母親だった、という筋立てです。

ちゃぐりんでは、前々回の短篇では子供の頃の自分の父親と出会う少年を書いたので、今回は母親です。
どっちもスポーツがらみで、前々回は市内マラソン、今回は野球です。

自分と同じ年頃の肉親と出会いというアイデアを二度も使ったのは、使い回しのそしりを受けそうですが、私としては今後も何度も使いたいほどの魅力的なアイデアです。

ところで、今回、われながら出来のよいショートストーリーに仕上がりました。
ちゃぐりんを定期購読している、お子様たち! 乞うご期待!

写真はLinuxのLubuntuというOS上のソフトウエアでpdfファイルを見ているところ。
原稿を書いているだけならば、中古のノートパソコンの性能でまったく問題無し。


参考までに、これは2015年9月号の雑誌ちゃぐりんの表紙

ところで、もう10年以上前になるでしょうか、当時の担当編集者の方が、ちゃぐりんは、日本で唯一の児童向けのちゃんとした総合雑誌です、と言ってのけ、他と違ってわれわれは真に子供のために雑誌を作っているんだ、という心意気に感銘した覚えがあります。
当時は、小学○年生という名の付いた雑誌が、学年別学習雑誌というポジションながら、ことごとく子供向け商品とかのカタログ的な雑誌になってしまっていたことを意識してのことかもしれません。
これら、「学年別学習雑誌」は、のちに、『小学一年生』と『小学二年生』以外は、廃刊となりました。
これは子供に寄り添い過ぎたのではなく、タイアップとか販促とかの理屈に寄り添い過ぎたあげくの衰退なのではないかと思っています。




2015/08/11

インターネットは、すでに不死身となりました。2050年頃に完成すると未来予測されている宇宙エレベーターと、2045年頃に人工知能が人類のすべての知能を越えるという技術的特異点(シンギュラリティ)のふたつの技術革新をモチーフにして書いた児童向きのサイエンスフィクションです。

6月に書いた原稿のゲラが児童文芸家協会から送付されてきました。
「宇宙エレベーターの夢」というタイトルです。


2050年頃に完成すると未来予測されている宇宙エレベーターと、2045年頃に人工知能が人類のすべての知能を越えるという技術的特異点(シンギュラリティ)のふたつの技術革新をモチーフにして書いた児童向きのサイエンスフィクションです。

ところで、2045年にはコンピュータが全人類の知能を越えると予想されるのですが、とりあえず、2023年には、コンピュータが一人の人間の知能を越えるのだそうです。
すでに、チェスでは完敗で、将棋でもぽちぽち負けています。

フィクションの作り手としては、コンピュータと人類との戦いが容易に想像できてしまいます。
コンピュータや人工知能なんかぶっ壊せ、と叫んで、新たなラッダイト運動が起こりそうな気もするのです。

ただし、すでに遅いです。
私たちは、グローバルブレインとしてのコンピュータシステムの電源を切ることは不可能になってしまいました。
たとえ、私個人が電源を切ったとしても、世界のどこかでスイッチは入っています。
インターネットは、すでに不死身となりました。





2015/06/27

小説「宇宙エレベーターの夢」と「ジャックと豆の木」の童話

ここ2週間ばかり、児童向けの小説を書いていました。

3月に某雑誌からひさしぶりに依頼を受けたので、そこそこ日数に余裕があったのですが、やっぱりなかなか考えがまとまらず、だんだん締め切りが迫って来たりして、しかも、さらに別の出版社からの依頼が来たりして、重圧に負けそうでありました。



対人では明るくふるまうことができるのですが、ノイローゼみたいに、暗く、重く、夜がこわい日々でありました。

執筆する内容は担当編集者のご要望があり、題材はおよそ50年後の未来の宇宙についてでした。
いくつか例示があり、その中で私は宇宙エレベーターについて書くことにしました。

宇宙エレベーターとは軌道エレベーターとも呼ばれ、静止軌道上の宇宙ステーションと地表を鋼鉄より頑丈なカーボンナノチューブのケーブルでつなぎ、これをレールにして電車のように上昇して宇宙へ旅する技術です。

物語は、ひとりの少年がおもちゃのような機械で大学生たちが宇宙エレベーターの実験を目撃するところから始まります。少年はその実験に興味を持ち、大学生たちの手伝いをすることになり、公開実験にのぞみます。

宇宙エレベーターのパイロットになることを自分の将来の夢として決心した少年は、成人後、その夢を見事にかなえます。

成人した主人公は世界で初めての有人宇宙エレベーターに搭乗し、36000キロメートル上空の静止軌道に向かいます。

ちなみに国際宇宙ステーションやスペースシャトルは400キロメートル上空ですから、90倍の遠い距離です。
そんなところまでケーブルをのばすのですから、たいへんな技術です。
日本の政府は2050年までに実現させると宣言しているそうです。(まじすか?)

さて、物語の展開はなかなか波瀾万丈です。

宇宙エレベーターの発進後、とたんに主人公は原因不明の昏睡状態に陥ります。
(ネタバレで言うと、主人公はラスト直前まで寝ています)
ですが、主人公が活躍しないわけではなく、物語の多くの部分は主人公の回想や幻覚が入り交じった主観の視点で進んでいきます。

さらに、目的地の静止軌道宇宙ステーション内では人工知能の自己学習機能が爆発的に最大化して「技術的特異点」に達し、人間以上の知恵を心を獲得し、ロボットの叛乱の疑いが持ち上がり……。

すべての謎を解くカギは「ジャックと豆の木」の童話だったり……。

巨大技術に対してあともどりをしないベクトルを持ってしまう人類へのシニカルなネコパンチだったり。

……まあ、てんこ盛りですね。

ところで、日本の気象衛星ひまわりは静止軌道にあり、わがまち清瀬市の気象衛星センターが管制しています。また、日本でこの宇宙エレベーターの開発を本気で研究しているのは、やはり、わがまち清瀬にある大林組の研究所です。



こういう不思議なつながりは、わが清瀬市の渋谷金太郎市長が大好きなことなのですが、私も見習いまして、この神の啓示のようなご縁に感謝しつつ、「小説の神様のご降臨(アイデアを発想すること)」を期待しながらあれやこれや思考実験を繰り返していたのであります。




これらの写真は清瀬市にある気象衛星センターに本年3月に見学に行ったときのものです。管制ルームの写真は撮影許可をいただいています。

2週間ばかり、がんばりまして、昨日の朝、原稿を送付することができました。
なんとか締め切りに間に合わすことができ、ご迷惑をかけることにならず、今は、ちょっと安心しています。

この雑誌の発行は10月頃なので、発売されたらお知らせします。

ところで、なぜ、こんなハードSFの執筆依頼が来たのかというと、たぶん、以前、私が宇宙とかコンピュータとかのSFを題材にした児童向き小説の単行本を出していたのだと思います。

よく覚えていてくれたなあ!
感謝、感謝!

『電子モンスター、あらわる!』(文溪堂)『スペースシャトルぶんどり大作戦』(旺文社)のタイトル、または「浜野えつひろ」のキーワードで、アマゾンとかで検索してみてください!

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写真は、関係あるのか、ないのか、宇宙館と絶対城。


(向かって左が宇宙館、右側の白い建物が絶対城)

宇宙館の柱には「宇宙万類中人類為最尊」の文字があり、宇宙すべての中で人類をもっとも尊しとなす、という意です。
「絶対城(ぜったいじょう)」は、絶対の境地に到達する道程の城。
わが日本が誇る妖怪博士、井上円了先生が作った中野の哲学堂です。

写真は、3月21日の撮影しましたので、今回の宇宙の物語の依頼を受けた後、数日後に、ここを訪れました。
小説のネタを探そうとはしていませんでしたが、これもまた奇遇です。



2015/06/01

父(私)が偉大な手作り一眼レフカメラを娘のために作ったときのこと。この親バカ動画は1分20秒です。

ずっと以前のことですが、娘といっしょに手作りでカメラを作りました。
私の所持するペンタックスの一眼レフに興味を持ったようなので、娘専用の一眼レフカメラを作ってみました。

《この写真は動画のカバー写真です。動画を再生するには、以下のサムネイルをクリックしてください。》

ええと……。
ところで開発費はゼロです。

SDカードもフィルムもありません。
心でシャッターを切るカメラです。

シャッターボタンは繰り返しの使用に耐えられるようにペットボトルのキャップを針金(3食焼きそばをパッケージの端っこを束ねてるためのリボン針金)で固定しました。
一応、回転はしますのでモードダイヤルを兼ねています。

カメラボデイはパブロンゴールド(風邪薬)の箱です。
なので、ゴールドに輝くカメラです。

姿形は一眼レフそっくり! ……と、思いましょう!

ファインダーからレンズについては、は少し工夫しています。
箱の裏側の接眼部は丸く切り抜き、チップスターのレンズ取り付け側は四角く切り抜いてあります。
こうするとファインダーをのぞいたみたいに四角く枠に囲まれた映像が見えて、写真機らしくなります。
さらにそれぞれの切り抜き穴には、どんぐりの仕出し弁当のプラスチックのフタを切り抜いたものを貼り、光学機器っぽくしています。

ペンタ部には娘の名を冠したブランド名があります。

レンズはチップスターとその蓋です。
オプション仕様でレンズキャップストラップを無料でお付けしました。

交換レンズらしくものも持っていますが、交換はできません。
なぜか小さなお手玉らしきものが入っています。

以下の動画は、このカメラの完成を記念したお披露目の様子です。
新製品のカメラの発表会のようなものかも……。

 「今日は、父といっしょにカメラを作りました。楽しかったです。」

娘は、そのカメラで何を撮影したのか?
心でシャッター切った静止画は、数年経った今は保存されているに?

それは、もう、おせっかいというものかも……。

そうそう、今、思えば、3回の繰り返しの動画撮影に、よくつきあってくれたなあ。

ところで私は檀一雄さんの影響もあって、子供には小さいときから私のことを父(ちち)と呼んもらうようにしています。
なので、動画の中のセリフでも「ちち」と言っています。
「じじ」ではありません。勘違いなさらぬように。

映像はSD(スタンダードサイズ)480pです。HDサイズではありません。

この親バカ動画は1分20秒です。
この親バカぶりを世界中の人に見てもらいたいと思い、動画の中の表記はすべて英語です。子供のセリフはすべて日本語です。

《このサムネイルをクリックすると動画が再生します。》

どうぞ、ご覧いただき、あちこちで、この親バカぶりをシェアしていただければ「親バカ道」として幸甚のいたりであります!

この、お年ごとの娘さんを持った、カメラ好きのお父さん、ぜひ、作ってみてください。
皆さんが製作した名機のお便り、お待ちしています。


《関連記事(娘シリーズ)》

●【動画】「新しい自転車に乗る」私たち大人が日々オペレーションしている社会は、子たちや若い人々の期待に応える舞台であろうとライティングがなされているか。そうしようと私自身が模索したか。

●【動画】Phantom Child at an old farm house of Kiyose city 2010
http://zelkovamovies.blogspot.jp/2015/04/phantom-child-at-old-farm-house-of.html


2015/02/18

娘の描いた絵

部屋を整理していたら出てきた絵。

娘が書類の裏に描いたものですが、最近ではなく、ずっと幼かったときのものだと思われます。

描いた本人によれば、友達の姿だそうです。

不気味にちょっと微笑んでいますね。
コートみたいな服装で立ちすくむ姿勢も良い。
写真自体がシワが目立って、ヘンでしょ。
ホラー映画の小道具みたい……。

まるでシュールレアリズムの部品のスケッチです。
お父さんとしてはお気に入り。

子育ての楽しみは、いくつかあれど、自分の分身であるわが子が、私の理解を越えた創作物を作ってくれる……。

屈折した父親の楽しみです。



2015/02/17

東京都立美術館の売店の品物

先日、東京都立美術館に行ったときの売店の様子。
ふだんなかなか目にしない品物が売られていておもしい。鳥獣戯画の販売フェアをしているようで、手ぬぐいや風呂敷や便箋など、鳥獣戯画の絵をあしらった商品がたくさん売れられていた。

実は手ぬぐいコレクターの私としては、鳥獣戯画の手ぬぐいがとっても欲しかったのですが……。

他に印象的だったのは、ハローキティちゃんとムンクの叫びの何か本のような商品。
これ、パロディなのか?
芸術の冒涜ではないのか?
ある意味、立派なクソコラです。


いや、その、こういうパロディーを全否定するつもりではないですが、それを、公共的な東京都立美術館の売店で売りさばくという発想のやわらかさ、我ら日本人の無節操な逞しさをマジで感じてしまう。

ついでに言うと、それぞれ創意工夫されているおみやげ品に混じって、かわいい犬さん容器の糊も売っていた。
息子が保育園のときに使っていた。


これって、普通に文房具屋さんに売ってて、わざわざここで売らなくてもいいでしょとも思えるだけれど、この売店に鎮座している姿は、立派な意匠商品。

この売店、少ないスペースの中、厳選して商品を陳列しているはずなのに、「鳥獣戯画のグッズ」、「ハローキティとムンク叫びのパロディ商品」、「どこでも売ってる犬さんの糊」……。
売店の仕入れ担当の人って、すごいクールなマーケティングアーティストだと思う。