これは、清瀬市にあるいくつかの伝統行事のひとつです。
平心講の御神輿とも言われています。
獅子頭をご神体として御神輿として担ぎます。
午後から始めた御神輿は志木街道添いを練り歩き、夜7時頃に大団円を迎えます。
この勇壮な神輿の様子を数年にわたって、動画として撮影していますが、ほんとうに長時間でヘトヘトになります。
もちろん、神輿を担ぐ方々の比ではありませんが、相当、体力の必要な伝統行事です。
この記事の末尾に掲載した映像は、世界に向けて清瀬市の魅力を発信したい、という主旨から映像中の文字が英語表記のところもあります。
どうぞ、ご覧ください。
かっこいい、太鼓の親方。
以下は清瀬市報平成27年4月15日号の記事より引用しました。
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4月29日(水)に「上清戸みこし」が行われます。
この上清戸みこしは、埼玉県上尾市にある八枝神社の御神体、獅子頭を崇拝する平心講の皆さんが毎年行っているもので、午後2時に日枝神社(清瀬水天宮)を出発し、午後7時まで、志木街道やけやき通りを練り歩きます。
前日28日(火)午後5時から志木街道沿いの村野さん宅(上清戸一丁目)で宵宮が行われます。
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休憩地点のひとつに到着するところ。背中を見せているのは白い紙のついた棒、「へいそく」をふるSさん。
飯能信用金庫の裏側の道で。この両側は、夏に、とてもおいしいトウモロコシのできる畑です。
志木街道を練り歩く。見えづらいですが、左上は、土塀の蔵。清瀬の志木街道沿いには昔ながらの蔵のあるお宅がたくさんあります。
志木街道を練り歩く最中に記念写真。途中、素敵な女性が現れて、デレデレと気の緩むときもあり。神様を担いでるのに不謹慎な! と、お堅いことを言う方はいませんでした。おい、誰の彼女だよ?
太鼓の親方の華麗なる技! 親方、相当強い腕力です。私の場合は一発たたいて、翌日までひびく筋肉痛になりました。
以下画像をクリックすると動画が再生します。約18分ですが、とばしとばし見ていただいてもかまいません。
【動画】Portable Shrine 2013 清瀬市上清戸平心講御神輿 Lumix GH2 Olympus ZUIKO 9-18mm
ポータブル・シュラインとは移動可能な神社という英語です。まさしく御神輿のことを言い表しています。
写真や動画の中で、なにかと出てくるSさんの持っている紙を付けた棒のようなものは、へいそく、というそうです。お祓いする道具だそうです。
ところで、太鼓については、この記事の中ではおひとりの親方について掲載しましたが、このあたり、なかなか、太鼓を叩くことについては腕に覚えのある方が多いです。
幾人かの方の、山車の太鼓を叩く様子が動画の中にあります。
これは絶対後世に伝えたい庶民の文化です。
これら一連の、清瀬市上清戸での御神輿の行事は、日本が誇る無形文化だと思うのです。
どうぞ、文化庁だか、文部省だかの偉い人、まずは、上清戸に見にきてください!