2016/09/24

【ワードの使い方】縦書きの文中で横になってしまった半角数字を二つならべて縦に表示する方法 縦中横(たてちゅうよこ)の説明

縦書き文章や縦書きの印刷物などをマイクロソフトワードで作成しているときに、半角数字が横に寝てしまったことはありませんか。

こうしたときに、半角数字を二つならべて縦に表示する方法を説明します。

この方法は「縦中横(たてちゅうよこ)」という機能を使います。

ウインドウズ10でのマイクロソフトワードでの操作方法を解説します。

作業の流れは、タブの「ホーム」→「段落」→「拡張書式」→「縦中横」です。

この縦中横で二つの半角数字をひとつに収めることができます。


これを図解で説明します。


この図は、縦書きのワードの編集画面です。日時の記述のところ半角英数字の文字なので、横になってしまっています。
縦中横の機能を探すには、まず、「ホーム」のタブから、「段落」の中の「拡張書式」のボタンを探します。

「拡張書式」のボタンを拡大表示してみました。

<アルファベットのアの文字に左右に小さく矢印>





この画像では、「拡張書式」のボタンが黄色くなっていますが、これは、マウスを当てた時に黄色くなっているので、通常は白地で目立たないです。


さて、縦中横の作業に入ります。
まず、縦中横に修正すべき文字をマウスで選択します。
下の図で言えば、水色になっている12という文字です。
選択したのちに、拡張書式のボタンを押し、そこに出てくる縦中横を選択します。









すると、縦中横の小さなウインドウが現れます。

「行の幅に合わせる」にチェックが入っていることを確認します。

通常はそのままで「OK」ボタンを押します。


12月の半角文字が横に並びました!
成功です!


同じ要領で、26日も縦中横にしてみましょう。


26日の記述も縦中横にしたところ。
これで、縦書き書類の見栄えが、ぐんとよくなりました。
画面右側の記述と比べると一目瞭然です。

今回は時間の例は割愛しましたが、同じ手順でできます。
たとえば「午前10時」の縦書きの記述など。


さて、応用問題です。

縦中横では、二つ並べるだけでなく、縦に三つ並んだ文字もひとつに収めることができます。縦書き文での曜日の表示などで便利です。


ここでは曜日に注目してください。
水曜日の水という文字が縦にカッコで囲まれています。

こういう記述の仕方もよくありますが、これを縦中横のテクニックを使って、3文字を1文字分におさめてみましょう。

手順はまったく同じです。該当する文字を選択し、拡張書式から縦中横を選択し、出てきたウインドウで「OK」を押すだけ。



縦中横のテクニックでカッコと曜日の3文字が1文字分になりました。


この図は、月日の数字を縦中横にしたところ。

水曜日は3文字の縦中横。
比べるために、土曜日は上下のカッコです。

曜日に関してはどちらが選ぶかは、これを見ている皆さんのご判断におまかせしますが、3文字の縦中横は、ちょっと自慢できるテクニックかもしれません。


なお、式典の立て看板、目録、カタログ、チラシPOPなど、縦書きの需要はたくさんあります。

しかも、月日や日時を入れることも多いです。
こうしたとき、この縦中横の使い方を知っておくとたいへん効果的です。

このテクニックを覚えておく自信が無い方は、ぜひ、当ページをブックマークにいただけると便利です。

これで解説は終了です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。