入学式、卒業式、自治会や地域団体やNPOの総会などで、立て看板や掲示物などの縦書きでレイアウトするとき、日本語では、二桁の数字を横に並べて表記することがあります。
12月10日や第13回総会など。
こうした場合は、ワードで表現するときは、縦中横という機能を使います。
記事参照
【ワードの使い方】縦書きの文中で横になってしまった半角数字を二つならべて縦に表示する方法 縦中横(たてちゅうよこ)の説明
http://ohirome.blogspot.jp/2016/09/blog-post_24.html
ですが、エクセルの場合は、この縦中横という機能はありません。
なので、この記事では、エクセル上で縦中横に相当する小技を紹介します。
■テキストボックスの設置
まずはじめにテキストボックスを作成します。
「挿入」タブから「テキストボックス」を選びます。
まちがえやすいのは、最終的に縦書のものを作るのだからと考えて、「縦書きテキストボックス」を選ばないでください。
必ず「横書きテキストボックス」を選んでください。
挿入からテキストボックスへ
実際のワードはマウスオンしないと黄色く変化しません。
■文字の入力
今回は例として第13回卒園式 平成28年12月10日という文字を入力し、最終的に縦書きにしていきます。
ここには、13という回数、年月日の28、12、10がそれぞれ、半角二桁です。
横書きの場合はなにも問題がありませんが、縦書きで表現する場合、これらの半角二桁の数字は、その場所だけ、横に並ぶように表記することがよくあります。
■漢字一文字ずつを改行していきます。
■ただし、半角二桁の数字は、かたまりごとに改行します。
ここがこの記事で一番たいせつなところ!
だんだんと縦書きらしくなってきました。
■ひとまず縦書きができあがり
これで出来上がりです。
テキストボックスの幅をフォントの大きさより少し大きいくらいにします。
■この段階で文字の大きさや書体を変更してもよいです。
もちろん、のちに調整できます。
■こののち、全体を中央揃えにします。
中央揃えに整えることで半角二桁の数字が左に寄ってしまうことを防ぎます。
書体によっては半角二桁の数字の幅が広くなりすぎてしまい、バランスが悪くなることがあります。
その場合は、半角二桁の数字だけ文字の大きさを小さくします。
この小技の応用で、曜日の表記の(土)なども表現できます。
3文字分で改行すれば良いだけです。
ただし、このときは、括弧は半角にしたほうがすっきりと見えます。
そして、文字の大きさを小さめに調整します。
さらに、テキストボックスの枠を透明にします。
これで完成です。
今回はイベント名と年月日を1行にしましたが、もし2行で表現したい場合は、1行ずつテキストボックスを作っていきます。
なお、このテクニックはLibreOfficeリブレオフィスの表計算アプリのカルクでも可能です。
解説は以上です。
これまでお読みいただき、ありがとうございました。
この記事は、みなさんのパソコン利用のお役に立てれば幸いです。
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