アップル社のiphoneは無料でClipsという動画編集アプリを使うことができます。
操作は簡単で、今まで動画編集をしたことのない方でも手軽に動画を作成することができます。
iMovieよりも手軽に使うことができます。
どちらかというと即時性に重きを置いた実況中継に適しています。
はじめに動画編集とは
いくつかの動画や写真、音楽やナレーションを組み合わせてひとつの動画作品を作ることをいいます。
ふだんテレビに流れるCMみたいなものです。
iphoneのClipsではこうしたショートムービーが手軽に作ることができるのです。
ただし、iMovieのように16対9の横長の動画を作ることはできません。
スクエアが基本です。
この解説記事では、Clipsについてまったくの初心者の方が簡単に理解できよう、画面ショットを多用してわかりやすく説明します。
iphoneを片手にして、実際に操作しながら最後までお読みになれば15分程度で動画編集をマスターすることができます。
この記事をパソコンで見ながらiphoneを操作すると便利です。
では、Clipsの学習をはじめましょう!
iphoneのデスクトップ画面です。
私は、アップル関係のアプリをひとつのフォルダにまとめています。
ビデオカメラのアイコンがClipsです。
他のアイコンに比べて目立っていますね。タップする(1回触れる)とClipsがスタートします。
まだダウンロードしていない方はアップルストアに行ってダウンロードしてみてください。無料です。
プロジェクトの開始
Clipsがスタートしたところ。
「新規作成」から始めましょう!
上にプロジェクトと書いてあります。
十字架(プラス)の印が見えますね。これをタップ(押す)と新しいプロジェクトが始まります。まったく初めての方は、このプラス印が真ん中にあります。
この解説画面では、すでにひとつ作ったプロジェクトがあり、これはプラス印の右側にあります。
前に作ったプロジェクトは、ワードやエクセルと同じで、のちに手を加えたり、作り直すことができます。
なお、複数作ることができます。
レゴ人形の画面はiphoneのカメラが今見ている映像です。
左上のプラス印を押すと新規のプロジェクトが始まります。
新規のプロジェクトを開始したところ。
今、私の目の前にはレゴの人形があり、
画面の中のレゴの人形は、今、私のiphoneの外向けレンズに写っている画面です。
この段階では、撮影はされていません。
カメラで言えば、ファインダーの覗き込んでいることと同じです。
最上段のカメラ反転マークをタップすると、ディスプレイ側のカメラに変わりますので、自撮りをしたい方は、これをタップしてください。
赤いボタンを押すと録画が始まります。
トランシーバーのように押し続ける間だけ録画されますが、長い時間録画したい場合は、押しながら上側に指をすばやく移動させると録画状態が保持されます。
赤いボタンの左側にある四角い吹き出しを押すと、録画しながらiphoneに話しかけた音声が文字になる機能の設定ができます。
速攻で文字化したいときには役にたちます。
こうした入力した文字はのちに修正することができます。
2番目のショットを撮影しようとしているところ。
はじめに撮影したショットのサムネイルが小さく左下に見えています。
この箇所がタイムラインです。撮影したショットが並んでいきます。
さらに黒いレゴ人形を撮影しました。
左下に、1番目、2番目もふたつのショットが並んでいるのが見えます。
ビューワーの下の中央の「ライブラリ」という文字をタップすると、iphoneで、それまでに撮影した写真や動画を呼び出すことができます。
iMovieと似ていますが、Clipsでは、その素材を呼び出した上で、赤いボタンを押すことによってClipsのタイムラインとして組み込みます。
このようにしてClipsでは、つぎつぎと動画を撮影したり組み込んだりします。
ショットの順番を変えたいときには下部のサムネイルをタップしたまま移動させて前後に配置します。
Clipsではiphoneのようなトランジション(ショットのつなぎ目の効果)は付け加えることはできません。
左の横向きの三角印は再生ボタンです。
右下のアイコンはアップロードするボタンです。
これらは他のアプリと機能が同じですので直感的にわかりやすいですね。
エフェクト機能を試してみます。
上の画面のレインボーカラーの星印です。
Clipsには、フィルタ、ラベル、ステッカー、絵文字などがあります。
まず、ラベルを試してみます。
装飾された文字列が並んでいます。
クリックすれば選ぶことができ、画面に張り込まれたあとに文字列を変更することができます。
飲み会で、即席の動画に活用すると面白いかも。
ただし、文字列の文字数ははじめに設定された数程度しか入力できません。
ラベルを張り込んだところ。
あらかじめ設定された文字であっても面白い!
スターウォーズのキャラクタと小さな絵文字です。
動画を再生するとスターウォーズのキャラクターはコミカルに動くので楽しいです。
タイムラインの3つのサムネイルを見ているところ。(下部)
白枠で囲まれているところが、現在の画面です。
下の中央の完了を押すと終了し、つぎの画面になります。
この画面の説明
●カメラ=新規に撮影する。
●ライブラリ=すでに撮影してiphoneの中にある素材(動画または写真)を呼び出して使う。
●ポスター=動画の表紙や終わりで使用する表題のようなものを作成する。
Clipsのポスターとは動画の表紙に活用します。
いろいろ種類があります。
気に入らなかったら変更できるのでいろいろ試してください。
この機能を行うにはWifi環境でダウンロードすることが必要です。
テストしたところ4G環境では不可能でした。
つまり、野外ではダウンロードが不可能ということですね。
いったんダウンロードしてしまえば、その素材はストレス無しに使えます。
Clipsの地球っぽいポスター(表紙)を選んでみました。
文字は入力しなおしてみます。
最後に適用を押せば確定します。
動画全体に音楽(BGMバックグラウンドミュージック)を入れる
音楽を入れることができます。
右上に音符のアイコンがあります。
これをタップすることにより音楽を選ぶことができます。
上記のような「ミュージック」の画面になります。
ここから「マイミュージック」を選ぶと自分のマイミュージックに入れた音楽を選ぶことができます。
ただし、普段iphoneで聴いている音楽は著作権保護されたプロの楽曲が多いと思います。
これを、動画に付けてYoutube等にアップロードすることはのぞましくないので、Youtubeなどの動画サイトにアップロードするならば、フリーミュージックを選ぶことがのぞましいです。
「サウンドトラック」を選ぶとアップルが用意した音楽を選ぶことができます。
asagaoという楽曲をタップした選んだところ。
チェック印が入ります。
Wifi環境で音楽をダウンロードします。
左上の戻るボタンで戻ります。
すると、ミュージックの設定の確認画面です。
下側に、サウンドトラック Asagaoを表示されています。
真ん中の赤い波形は音楽の強弱を表しています。
右上の「完了」という文字をタップしてミュージックの設定が完了します。
作った動画を保存する
すると上のような撮影スタンバイ状態のモードになります。
ここで、左上の白いファイルボックスのアイコンをタップします。
すると、上記のような画面になります。上側は作った動画ファイル。
その中で赤戦で囲まれたサムネイルが選択している動画ファイルです。
真ん中の大きな画面は選択している動画ファイルの見本画像です。
動画を保存したりSNSなどの他に活用したい場合は右下のアップロードボタンをタップします。
これらの手順は、iphoneから写真などを他へ移動する手順と同じです。
これらが、アップルのClipsの操作方法の手順です。
Clipsは遊び心満載のアプリなので、真面目な映像を作るというより、おもしろおかしい動画を軽いノリで作ることに適しています。
楽しみながら、いろいろな機能を試してみてください。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
以下はiMovie初心者さん向けに書いた記事です。
どうぞご覧ください。