今回の打ち上げはとってもエポックメイキングなことがふたつ。
打ち上げた第一弾ロケットが無事に地球に戻り、洋上のドローン無人船に垂直着艦できたこと。
発射したロケットが、戻ってきて着地するなんで、まるで空想科学映画のようです。
しかも、ランディングした場所は、洋上の無人ドローン船です。
すごい!
ただし、無人船の着艦マークの真ん中でなく、すこしずれていました。あと数メートルずれていたら、海にずり落ちていたかもしれません。
《この写真はファルコン9ロケットが宇宙から戻ってきて着艦したところ。》
《よく見るとファルコン9の着艦地点が海側に寄っていますね。ちょっとヒヤヒヤします。》
スペースX社のイーロン・マスク社長が、帰還するロケットの計画を発表したのが、3年前くらいだったでしょうか。なんだか実現不可能な発表だったようでしたが、おそるべきはやせで実現させてしまいました。
今後、もっと重いものを宇宙空間へ運ぶ、ファルコンヘビー(名前、わかりやすい)を開発するのだそうです。
ところで、着艦した大西洋の洋上のドローン無人船の名前は、「もちろんいまもきみを愛しているぜ号」なのだそうです。なかなか洒落ています
英文で書けば、Of Course I Still Love Youなのだそうです。
洋上着陸のためのドローン無人船に Just Read the Instructions 号があり、これを訳せば「ちゃんと解説書を読め!」号なのかもしれません。
また、ファルコン9で運ばれたドラゴン宇宙船の中には膨張する風船のような居住ユニットがあって、国際宇宙ステーションに接続するのだそうです。この装置を考えたのはアメリカのホテルをマネージしている経営者です。
将来は宇宙ホテルを経営するつもりだのだそうです。
ビゲロー・エアロスペース(Bigelow Aerospace)による宇宙ホテルのテスト装置。風船のようにふくらんで宇宙での広い居住空間をつくる。
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