以前からメディアに出ていたから、そんなもんかなと思っていたけれど、いよいよ決定したそうだ。東京五輪のエンブレムとして決まったのは、組市松紋というA案。
でも、なんだか違和感がある。
釈然としない。
作品自体に対してではない。
だってさ。
メディアに出てた東京五輪のエンブレムの候補作って、A案とその他大勢って感じだったでしょ。
誰の目から見ても、1対他でしょ。
実は、たったひとつ、この市松模様みたいのを見せられたら、いいんじゃない、なんて思ったりする自分なんだけれど。
これ、デザインとして悪くないとも思う。
採用された作者の才能は大いに感じる。
ちょっと非対称なところなんて憎らしいくらい素敵!
でも、なんだかなあ。
こういう1対他の候補作の構図を露骨に見せられると、やっぱり裏でなにかあるのかなあなんて憶測してしまう。
A案以外は、カラフルでしかも赤と金色が入っているデザイン。
はなやかで明るくて感じ良い。
A案だけ別次元だよね。
だから否応なく目立っちゃう。
もうちょっとさ、なかったのかなあ。
ロシア構成主義とか、ドイツバウハウス系デザインとか、アップルっぽい削りに削った表現とか、ウインドウズのメトロデザインっぽいのとか、日本が誇るアニメとか特撮の表現とか、雰囲気にバリエーションがあってもよかったんじゃないかなあ。
そういうコンテンポラリーな作品の競作であってほしかったよ。
ところで、このデザイン、オリンピックとパラリンピックの図柄をぴったり重ね合せると、何かの顔が現われてきそうそうで、ちょっと不安。
そんな不安感を期待させる何かがありそうなデザインがじつはちょっと好き。
この2020年五輪デザインのTシャツ、トートバック、手ぬぐいが売り出されたら、たぶん買う。
早く売り出して!
#東京オリンピック #五輪エンブレム