「宇宙エレベーターの夢」というタイトルです。
2050年頃に完成すると未来予測されている宇宙エレベーターと、2045年頃に人工知能が人類のすべての知能を越えるという技術的特異点(シンギュラリティ)のふたつの技術革新をモチーフにして書いた児童向きのサイエンスフィクションです。
ところで、2045年にはコンピュータが全人類の知能を越えると予想されるのですが、とりあえず、2023年には、コンピュータが一人の人間の知能を越えるのだそうです。
すでに、チェスでは完敗で、将棋でもぽちぽち負けています。
フィクションの作り手としては、コンピュータと人類との戦いが容易に想像できてしまいます。
コンピュータや人工知能なんかぶっ壊せ、と叫んで、新たなラッダイト運動が起こりそうな気もするのです。
ただし、すでに遅いです。
私たちは、グローバルブレインとしてのコンピュータシステムの電源を切ることは不可能になってしまいました。
たとえ、私個人が電源を切ったとしても、世界のどこかでスイッチは入っています。
インターネットは、すでに不死身となりました。